神奈臨千鳥ヤード内廃線

神奈川臨海鉄道の千鳥線は非常に魅力的な路線で私個人も大好きな所です。千鳥線は川崎貨物駅より南下し東京湾トンネル
の手前で踏切の無い国道132号を渡り今回紹介するヤードへ到着します。このヤードは以前はタンク車の留置場所となって
いましたが現在ではその姿も見る事が出来なくなり使用頻度もかなり無くなってしまいました。そんなヤード内にあった
1本の引き込み線が先日撤去されているのを発見。何もあんな短い線路を剥がさなくても・・・という程で廃線とは大げさかも。



一応廃止になった箇所を判り易く説明する為に地図を掲載。



写真はヤードの全景を千鳥町駅側から撮ったもの。ここに訪れるには夜が魅力的で周囲は
工場地帯の為に不気味な静けさの中に工場独特の音と臭いが立ちこめる場所。このヤード
の夜に佇むタキやチキは独特の雰囲気を出していたのですが・・・。廃止になったのは奥の方。



上の画像は2003年1月撮影です。奥のカーブの線路は川崎貨物駅からの線路です。一番手前の
線路はヤード内からの線路でゲートを通り奥の方まで続いています。コレが無くなりました。



○印がゲートの部分。あの中に入っていた線路が無くなってしまった。



ちょっと前進。奥のバラストはそのまま残っている様だがポイントが撤去された為に手前の
バラストは色が異なっている事から最近撒いたものだろう。こんな短い線路も奇麗に撤去された。



ゲートの中。かつてこの中にタキが押し込まれ、奥にある液体か何かの注入口に横付けされていた。
このゲートからの奥行きだとせいぜい3両がやっとだろう。このホースの元は日本触媒の工場で
ありこのタンク車にここから何かを注入していた、と言う事になるのだろうか。しかしこれも後に廃止された。



ありし日の側線。タンク車が入っている。



このヤードは甲種輸送で良く使用されていますが現在も貨物線として生きています。一度は廃止された
日本触媒のタンク輸送ですがモーダルシフトによりコンテナタンクとして復活しています。




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