ダイヤモンド・クロス

「ダイヤモンド・クロス」って言い方より「平面交差」という方が親近感があるかな。かつては国鉄線や臨海鉄道で
多く見られた鉄道の線路構造の一種。しかしながら現在は名古屋鉄道築港線が臨海線と交差する個所の他は四国地区
に残るだけとなってしまいました。その一つは土佐電の「路面×路面」の交差でかつて路面電車が日本中を走って
いた頃には良く見られた光景でした。画像はまさにそんな場所「はりやま橋」です。線路同士が十字に交わっています。



この「平面交差」、やっぱ萌えるな・・・。写真は2009年の冬に高知を訪れた際に路面の車内から撮影したもの。
奥に高架になったJR高知駅がうっすれ写っているのがお判り頂けるでしょうか。

しかしどうせなら路面電車では無く大きい"普通の電車"が平面交差を走る所を見てみたい、という理由だけで愛媛県
まで来てしまいました。こちらは伊予鉄道の市街を走る路面と郊外を走る普通電車が日中堂々と交差します。



交差しているのは「大手町」ですがここは「club81.net」の有名人"くづ氏"の会社のすぐ近くだったりします。
写真は郊外線のホームより平面交差部を撮影した物です。市街電車が郊外線を跨いでいるのが判ります。



逆に駅外から交差部分を走る郊外電車を撮影してみました。元京王の5000系が行きます(伊予鉄を走る京王はこちら)。
遮断機は当然ながら片側一車線分の道路分の長さしかありません。優先はやはり郊外電車となっています。



郊外と市街の2ショット。(路面以外で)日常的に平面交差を見られるのはここ大手町だけになってしまいました。
関東で平面交差見られないかと思っている方、ありますよ、廃ですが(笑)。ん!?本当に廃なのか?。ダブルで御出迎えです。



神奈川県横須賀に残る2連の平面交差跡。かなりシンプルな構造で無駄がありません。

と、個人的にかなり好きなダイヤモンド・クロスを取り上げてみました。大手町は伊予鉄道同士の交差という事で
しばらく安心かと思っています。土佐電気の方も交通麻痺による廃線でも無い限り生き続けそうですね。




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