東京都港湾局晴海線

2002年、2003年に晴海埠頭方面へ出かける事があったので子供の頃に見た軌道跡を頼りに探ってみました。
80年代半ばに廃止された軌道は土地開拓を横目にまだちょっぴりと残ってました。



在りし日の晴海埠頭の地図です。



春海橋の様子です。豊洲側から撮影したものでそのまま残されています。



橋を渡って小野田セメントまでの間にはこうして線路がそのまま残されていました。
写真は橋のたもとから晴海方を向いており線路が丁度復線になる箇所です。



以外と手付かづの所が多く良い廃線っぷりです。



転轍機のそのままの状態でした。線路間の樹の成長がもの凄いです。



セメント工場入口の踏切には線路がまだ残っていました。



機関庫部分にあった大踏切跡の様子です。林の中から線路が飛び出しています。
奥に機関庫が見えておりこの当時はまだ機関車が入っていました(後述)。



大踏切で使用されていた物なのか、敷地内には踏切が無惨な姿で廃棄されていました。
踏切には名称盤が残されていて「日本水産冷凍庫前踏切」と書かれていました。



踏切の近くには撤去された線路に使われていた枕木が山積みになっていました。



大踏切の先はガードがされています。



でもガードの裏へ廻れたので見てみると線路はほんの少しの区間残っていました。



しかし先のガードレール部分までしか残っていなくココだけ時間が止まったかの様です。



少し倉庫街へ歩くとアスファルトに埋もれた線路が顔を出していました。
ココに橋を作る様で既に工事が始まっています(2006年に開通した晴海大橋の事)。



ボロボロながらも近くに地図が残っていて線路が描かれているのが確認出来ました。



大踏切方へ戻りヤード跡を見てみます。一部だけ当時のまま残っている区間が有りました。



線路の間からは「草」では無く「樹」が生えてしまっています。



現役当時そのままに機関庫が残っていました。この裏手には大踏切へ繋がる線路が木々に
紛れながらもセメント工場前まで線路が繋がっていますが機関庫の線路は断されています。



内部には当時活躍していたディーゼル車が2台。もう動かされる事は無いのでしょう。



運転台に乗る事も出来てしまったので失礼して1枚。



別角度で。画素数の低いコンデジに加え暗い室内で手持ち撮影とありブレが有ります。



倉庫内のボードもそのまま。D60とD35と2種類の機関車が居たのでしょうか。




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