土佐電気軌道伊野車庫線

高知県を走る土佐電気軌道伊野線の終点伊野駅にはかつて車庫がありました。伊野線自体が市内を走る路線より極端に本数が少なく
伊野駅も寂しい感じがしていましたが最近になって木造の新駅舎に建て替えられました。個人的は旧駅舎の方が好きですが・・・。
その伊野駅から数メートル離れた所にある車庫へは引き込み線が敷かれてしましたが後に廃止されてしまいました。その様子です。



地図上ではまだ車庫へ続く線路が描かれていました。



あこがれの地「伊野駅」にやってきました。丁度電車が止まっています。見た目は旧式で好みなんですが
LEDの方向幕は頂けません。やはり幕にこだわってもらいたい!!。奥に木造駅舎が見えています。車庫へは手前から分岐です。



駅から分岐していく車庫線を撮影。先日までは線路が繋がっていた様ですがご覧のありさま。



左へ折れた線路はすぐに直線となり車庫へ向かっていました。この道は車もあまり通らない生活道路です。



普通に民家の前を通過していた様です。この光景は萌えます(笑)。電車が走っていた頃の写真を見てみたいところ。
こんな家に住んだらたまらないなぁ〜なんて思ったり。線路は奇麗ですがいづれは土に埋もれてしまうのかな?



車庫手前で右手へカーブ。こちらも「ザ・民家」の前をゆっくり走っていたのでしょう。



車庫全体の様子。かつては4本の線路に分岐しており右線奥には旧車体がボロボロのまま放置されていました。
現在は「パーク&ライド」になっています。「パーク&ライド」とは最寄りの駅まで車で行きそこから電車に乗り換える
事を指します。この車庫跡まで車で来てから伊野駅へ歩き通勤をしている人が利用するスペースになっています。



架線柱には「車庫柱11号」と記されています。



唯一残る1本の線路の末端には車が停車していました。もはやオブジェと化している線路です。



4本の車庫線があった為に架線を集約する柱も奇麗に4本並んで残っていました。




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