日立製作所水戸事業所専用線

茨城県にあるJR勝田駅の北側には日立製作所水戸事業所があります。
ここはかつて鉄道を製作していた関係で勝田駅から工場迄新車搬出させる為の線路が
敷かれており、また工場内は網目の様に線路が張り巡らされていました。



写真は工場内の配線がよく判る航空写真です。
赤く線を引いた箇所は工場の外の部分となり今回追いかけた箇所になります。
最近の航空写真を見ると新しく建物が建っており線路跡と判る所は数カ所のみでした。



JR勝田駅にやってきました。E231系は走っていませんが代わりにE501系が見られました。



駅のコンコースへ入り事業所へ続いていた線路跡を見てみます。
実は水戸事業所への線路、末期は従業員輸送に仕様されておりこの途切れた線路付近
に従業員専用のホームがありました。廃止は1993年との事。



従業員輸送の役目を終えるとホーム跡地にはホテルが建設されましたが
そのホテルの駐車場裏手に行くと線路が残っています。



線路は常磐線本線と並行して北上していきます。



敷地内には日立関連会社が立ち並んでいます。



線路脇には専用線で使用されたものなのか枕木やレールが残されていました。



常磐線本線(右手)と分岐して行く専用線。現在は社員駐車場の一部になっています。



その駐車場の一角です。可愛らしい踏切的な物とでも言うのか・・・。



鉄道関連の設備も一応そのまま残されています。



レンズを勝田駅側に向けて撮影した物。しばらくはこの風景が見られそうです・・・。



ここで一般道路を渡ります。遮断機等はないものの最低限の撤去だけした感じ
がして踏切があった事を想像させてくれます。



線路のあった所はコンクリートで埋められていますが跡ははっきりと残っています。



道路を超えた先の様子です。左の敷地はもう日立だったりします。



道路を渡った先から勝田駅方向を撮影した物。特急が走っている所が常磐線。



そうするとゴールの鉄道門が見えてきます。



線路は鉄道門の所でプッツリと切れています。中には専用のパイプが敷かれていました。



この先の線路跡は何箇所も分岐を繰り返し道路と並行して北上していきますので
道路を歩きながら金網内部を見ていきます。何箇所か鉄道関連の施設が残っている様です。



位置関係からして一番最初の分岐箇所と思われるところに転轍機が残されていました。



更には信号機ボックスまでもが現れました。このページに紹介したものはほんの一部で
見える所に色々な物が残されています。線路だけを取り払ったみたいな感じでしょうか。



しばらく進むと通用門がありそこから線路を拝む事が出来ます。
この日はシャッターが閉じられていましたがはっきりと線路が見てとれます。



奥には警報機も。鳴ったりして・・・ならないか。



この通用門の所が線路と道路との距離が比較的近いのですが、この先は道路が緩くカーブを描き
線路跡と距離が開いてしまいます。更には線路があったであろう箇所に新たに建物が建っており
全く廃線跡を残していない事になっています。



この先の様子を航空写真で見みると奥の方で線路が残っているのが確認できます。
ここは工場の中ですので入って撮影する訳にはいきませんので航空写真カットでごまかします。



1980年代の航空写真ですが途切れた線路の部分がよく判ります。

この水戸事業所内には何点かの保存車両なんかもあり一般向けの見学会でもあれば
訪れてみたい所ですが入ったら入ったで線路跡を探してしまいそうです・笑。
専用線末期の従業員輸送に於いては日立製のバッテリー駆動車にサンドされる形で元東急車が
2両付いており勝田駅と工場を往復していたとの事です。現役時代を見ておきたかったです。




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