日本コンクリート/太平洋セメント川島SS専用線

> JR水戸線の川島駅から北に伸びていた太平洋セメント川島SS/日本コンクリート工業への専用線を訪問してみました。



貨物列車で賑わっている頃の川島駅と現在(2017)の比較です。
1990年代後半まではこの様に貨物で賑わっていた様ですが現在は廃止され
線路は草に埋もれかけています。写真はクリックで拡大します。



水戸線の川島駅です。駅舎からも判る様に駅前にはコンビニすら有りません。



ホーム上から見た廃止された線路の数々。今もそのまま残っています。
訪問時は1月なので線路が見えますが夏場は草の中でしょうか。こう言った場所はすぐに
駐車場とかに転用されてしまうことが多いのですがそのまま残っててよかったです。



駅構内から工場へ入っていく線路跡もそのままの形で残っていますし架線柱も立っています。



駅の東側の踏切へやってきました。専用線を超えるので長い踏切になっています。



踏切上から見た川島駅ホーム側です。線路は3本程でしょうか。



再び専用線への分岐箇所にやってきました。おどろいたことに架線も1線分張られたままになっています。
写真の奥に見えているのが水戸線の川島駅ホームになります。



駅を離れた専用線は先の県道304号へと向かいます。



かつては踏切だった箇所。道路沿いに踏み切りによくある黄色い色に塗られたコンクリートが残ります。



「エ」マークもしっかりと残っています。



県道から先も線路跡は続いている様です。



ここで線路は2線に分岐していた様です。



丁度日本コンクリート工業の外周に沿う様カーブしています。
写真は1線分の架線柱に架線と線路なので単線と思いますがページトップの航空写真には
複数の貨物が並んでいるので廃止後に整地され用地が失われたのかもしれません。



外周に沿う線路はまだ続いています。



1月なので枯れてはいるものの草の量がものスゴイ事になっています。工マークも残っていました。



段々と線路跡を歩く事が困難になってきました(笑)。



こんな草の中に見たころ線路跡最後の「工マーク」である。この部分にもレールは現存している。



そして大発見(笑)、当時の入れ替え機関車がそのまま放置されているという。



レールもこの部分迄は残っていると思われます。車体には東洋工機・昭和42年と入っています。



草をかき分けて車体内部の写真を1枚だけ撮ってみました。味があります。



この線路、まだかなり先に伸びており機関車が放置されていた所が距離的には丁度半分といった感じでしょうか。
上左は1975年の航空写真で貨車が見えています。1980年の写真で線路は消えています。右は当時の地図上の線路です。



線路はここでプッツリと切れてしまっていますが線路跡はまだ続きます。



もはや路盤跡が判らない程になってしまっていますが草が綺麗になくなったらどうなっているのでしょうか。



少しズレているかも知れませんが線路は○印方向へ続いていました。



迂回をしてきました。○印の所から線路は出ており、ここからは路盤が残っています。



1970年代の写真を見るとここら辺で線路は2線に分岐していた様です。



右の道路はセメント工場への道路でその左側に2本の線路が敷かれていたと想像できます。



この先は立ち入り禁止ですが線路もこの左手を走っていて工場内まで続いていました。




廃線へ戻る