調布16号踏切

調布駅と西調布駅の駅間は1.5Kmと京王にしては「それなり」の距離が空いています。故に高架・地下化されていない
この区間には踏切も多く存在しており西調布駅の調布寄りの踏切は「調布21号」となっている事から開業当時は全21個の踏切
があった事が判ります。'08年現在この区間には「調布1・3・4・5(1)・5(2)・11・12・14・16・18・20・21号」の計12個の踏切が
現存していますが来る調布駅地下立体交差の完成の暁のはその数もグッと減る事になるでしょう。その現存している12個の中でも
調布16号踏切は魅力ある踏切となっています。京王線の踏切の中では一番「キテいる」のではないでしょうか。



調布駅を出た電車の先頭車から調布16号踏切を撮影。白く囲ってあるのがそうです。奥に見えるのが西調布駅となっています。
すでに18・20・21号踏切も見えています。この区間にあった17・19号踏切はおそらく遮断も警報機のない 「第4種踏切」か
遮断機は無いが警報機はある「第3種踏切」であったと思います(昔の写真にそう言った踏切が写っているのを見た)。



調布16号踏切を北側から見たところ。あまり利用している人も居ない。手前はアパートに挟まれていて道は狭い。
奥は右手に畑がありご老体に鞭打って働く老夫婦なんかが目に付く。いやはや新宿から特急で15分という光景ではない。
また踏切手前に「車両通行止め」の道路標識が立っているが普通ならば通らないであろう。



踏切南側からの全体図。8000系が踏み切りに入ろうとしている瞬間。この踏切は面白いですが撮影ポイントと言う訳
でも無いので長居する事もありません。通行する人は自転車に乗った地元の人なんかが中心で立ち止まってるとガン見されます(笑)。



左は踏切についている名称。右は16号を示す杭。



一番笑ったのがこの遮断機。短すぎる!!。



調布立体交差の工事が進む西調布-調布間ですが車両が地下に入るのは調布11号踏切の先からなのでこの16号は一応は
残る事になりますが立体工事により近辺の区画整理・道路整備が始まれば一番に無くされるであろう踏切であるのは間違いなさそうです。


この記事を書いてから数年。調布駅周辺は地下化されましたがこの調布16号踏切は今も現存しています。
しかし踏切の南側(上から2番目の写真での踏切向こうの風景)にあった畑は全て住宅になってしまいました。
踏切は狭いままで自動車は通れませんが住宅前は拡張されておりこの風景も「過去のもの」になってしまいました。(2022年1月追記)




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