明治村



愛知県にある明治村にいって来ました。
「明治村」は愛知県犬山市にある博物館で明治時代の建築物を当地に移設してきて提示しているテーマパークの様な所です。
ここの見どころはやはり「本物」が見られる事。特に京都市電は動態保存されていて館内を実際に走行しています。
敷地面積は100万平方メートルと広く1日かけてゆっくり歩いてちょうどいい感じになっています。現在は約70もの施設が提示されています。

下は明治村のパンフレット。入口ゲートでもらえます。修学旅行のコースにもなっている様ですが大人になって見ると楽しい物です。



上のマップはクリックするとほんの少しだけ大きくなります(笑)。私は村の北口から入館しました。入るとすぐに「東京駅」という
小さな駅に出ます。これは施設内を走るSLの駅で「名古屋駅」まで続いています。



蒸気機関車なので終点では方向を変える為に転車台に乗せますがなんと人力です。結構簡単に廻していましたっけ。



名古屋駅側で機関車と客車を連結させているところ。3分程度で終了してしまった。



東京駅側の転車台。良く出来ていると思う。円の外についている棒を作業員が引くと回転する仕組み。



これは「六郷川鉄橋」と言って日本で最初の複線用鉄橋だそうです。明治5年に日本で初めて
鉄道が開業した当時、「新橋-横浜」間の橋は全てが木製でした。開業直後に複線化の計画と
共に鉄橋への架け替えが進められました。六郷川に架けられていた当時、橋はトラス6連からなり
全長が500mでした。ここに展示してあるのは6連の内の1つです。設計はイギリス人が担当したとの事。



館内の様子。広々とした敷地に当時モノが並べられていて結構面白いところである。
右手に見えるのが札幌電話交換局で左奥は赤坂小学校の講堂です。中にも入れます。



札幌電話交換局の右手にひっそりと佇む汽車がありますがこれは「蒸気自動客車」と呼ばれる珍しい汽車で
1車両の中に「運転席・客席・機関室」の3つが一緒になっているものです。これは乗降客が少なく短い区間で効率良く運行するため
に思案されたものでした。製造は明治45年、廃車は昭和18年でJR関西線を走っていました。現存する唯一の蒸気動車だそうです。



お召し列車も2両展示されていました。お召し列車とは皇室の方々を乗せる専用車両の事です。
展示されている2台共に東京都の新橋工場で明治時代に製造された物ださうです。



帝国ホテル中央玄関も展示されている。奥に見えているのは入鹿池。



こちらは宮津裁判所法廷。当時の裁判所の中が判るがシンプルな造りだしとても狭いです。



金沢監獄中央看守所の一部です。つまり牢屋って事ですね。今と同じで中央に看守の小屋があり
それを中心に放射線状に牢獄が続いており看守からは全ての部屋が見渡せる様になっています。



左は独房に入っている人形がもっている食事。なかなか美味しそう。右はトイレ。



隅田川新大橋。橋の全長は180mありましたがその内の1/8が移設されています。中央には路面電車の跡も。



拾い明治村の館内で市電名古屋駅と品川灯台を結んでいるのがこの京都市電です。
こんな昔の電車が今でもこうして動いているのが不思議なくらいです。



左はSLと連絡している名古屋駅の奥に止っている「予備車両」と思われます。古い車両なので
メンテナンスもそれなりにかかるでしょう。そうなった時には交代でこいつが出動ですかね。
真ん中は品川灯台駅側の線路の末端部分。貧粗に枕木みたいのが1本レールに置かれているだけ。
ただし廃線や引込み線が好きだと萌えます(笑)。右は終点でポールの向きを変える車掌さん。



帰りも北口まではSLに乗って来ました。と言っても3分程度の乗車時間ですが。




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