昭和電工川崎製作所専用線

鶴見線の「扇町駅」に隣接している昭和電工川崎製作所へは専用線が通っていました。
そもそも扇町駅自体が貨物駅の様な物で電車ホームは隅に申し訳なさ程度に有る感じです。
ホーム裏手の線路の一部が鉄道門より昭和電工施設内へ入っていましたが現在は廃止されています。
この項では専用線の廃止前と後とを写真で比較しながら紹介したいと思います。



扇町駅と昭和電工は地図の通り隣接しています。かなり奥まで線路は延びている様です。



上写真は扇町駅構内です。右に見えるのがいわゆる電車の駅で205系が停車しています。
写真左に黄色いタンカーが見えていますがそれが昭和電工専用線です。タンク車の少し先に
鉄道門が有りJRと線路が繋がっています。最近写真の一番左の線路も剥がされてしまいました。



廃止後の扇町駅構内です。使われなくなった線路上は雑草だらけでした。



鶴見線のホームから撮影した物です。夏場はもの凄い事になりそうです。



昭和電工とJRとを結んでいた鉄道門。



JR側は草ボーボーなんですが昭和電工側は以外にも綺麗でした。



こちらは線路がまだ現役の頃。門が開いていてスイッチャーがタンク車を牽いています。
機関車は昭和電工所有のDC-2型、日立製作車両です。ヘッドライト横のラッパがオシャレです。



かつてタンカーが押し込まれて行った線路も現在は一部埋められてしまいました。
奥に積み上げられている資材の方へ線路が敷かれていました。なんか駐車場になっていますね。



こちらが現役当時の配線の様子。タンクには「液化塩素専用」と書かれていて「毒」印が印象的でした。



一般道から見た昭和電工の入口。資材が積まれている所が線路跡。



かつてはご覧の様に黄色いタンクが良く見えていました。JZX90クレスタが良い感じ。




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