1JZエンジンの白煙について....

ここは私のJZX81が白煙を噴いてから完治するまでの格闘を綴ったページとなっています。


対称車種

対称となるのは平成2年から平成3年前半(と思われる)のJZX81 2.5GTです。
平成4年は白煙対応車種となっているハズです。前期に関してはこの症状は無いと思います。後期の81のターボが大きな対称ですね。

理由

以前愛媛在住のX81乗りの方に「タービンのブローバイガスの戻りがマフラーに戻るようになっている」と聞きました。
X81販売当初はタービンNGが続出してこれはディーラーも認めており当時はリコールされなかった物の無料でタービン交換を行っていたらしいです。
これの他に考えられるのは「冬期時のエンジン始動による水蒸気」ですがこれについては1jzに関係無く出る症状なので
気にしなくても良いと思います。エンジンが暖かくなっても出っぱなしはおかしい話ですけれども。

あと燃調の狂いが生じて白煙を噴く、という話しもあるらしいです。マフラーとエアクリ交換だけでも本来のECUセッティングとは異なりますからね。
私は車体購入と同時に両方共交換しており6年〜7年放りっぱなしでした。今になって然調狂って白煙??なんて事があるのでしょうか。

ここで私事になりますが私のJZX81は平成4年式。車検証がそう記されているので間違いありません。
2001年にタービンNGでリビルト品に交換したという旨は「今までのトラブル」欄でも記しましたが私の車が白煙を噴く様になったのはその後です。
修理工場で言われたのが「車との相性があるからリビルト品だから絶対安心とは言えないよ」という言葉でした。という事は又タービンでしょうか。

となると最期に疑う物は「オイル下がり、オイル上がりの疑い」にりますね。ネットで調べたり、経験者の話をある程度総合させると
オイル下がりになるとほとんどマフラーから白煙が出っぱなしになると言います。これは簡単に言えばエンジンオイルが
シールを伝わり燃焼室に入り込み一緒に焼けてしまうのが原因です。修理工場の社長さんも言っておられましたが
「オイルを持って走らないと怖いくらい減る」とい程にエンジンオイルはどんどん減っていったそうです。こうなると
エンジンオーバーホールか載せ替えという強烈な2者選択になりそうです。ただオイルをしっかり補充していれば全く問題は無いとの事ですが
気分的に落ち着いて車には乗れないですね、ちなみに1000Km走行でオイルが空になる程だったらしいです(個体差はあると思いますが)。

私の1JZ-GTEもオイル交換は去年暮に行いました。あれから走行距離2000Km。距離は走っていませんが5ヵ月経っているので
そろそろ交換でしょうか。上記指摘を受けたのでオイルの量をこまめにチェックしていますが全く減りがありません。
というか白煙を出すのは月に1回か2回だけ。オイル上がり(下がり)になると「ほぼ毎回」煙が出ると言いますがここまで来ると原因が判りません。

が、しかし何回か経験している内に判ったのだが「長時間アイドリングをしていると出る」と言う事。アイドリングを10分程続けていると
症状がでる確率90%。なので渋滞などでも出ます。渋滞が解消されて走り出すと消えます。始めはマフラーよりモヤモヤと出始めて
だんだん勢いを増して後はもう人が振り返る程にまでなってしまいます。はて、もう原因が判りません。修理工場の人は一言
「オイルも減ってないし気にしなくていいんじゃない」ん〜気にしないという事は出来ないですね、遠出を敬遠してしまいます。

これは平成4年式の1jzなのでディーラーも認めるタービンNGとは違うでしょうが、初期の1jzについては対策パーツがありますので
大阪在住のX81乗りの友人が記してくれた対応パーツを下にコピーしておきます。気になる方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。

対応

エンジン左側部分
●イアインテーク コネクタ 17861-88401 4,670円
●マニホールド エアホース 17361-88401 11,300円
●ベンチレーション ホース 12263-88401 870円
エンジン右側部分
●ベンチレーション バルブ 12204-88402 740円
●ベンチレーション ホース  12261-88401 370円


対応-2(追記)

2003年春に行われた秋が瀬オフ会においてちょっと光明が見えたので追記します。私の車は平成4年式だから全てが対策後パーツで
完璧と思っていましたたが何人かの指摘によりエンジンヘッドの右側のベンチレーションバルブとベンチレーションホースが
対策前の物になっている事が判明しました。オフから数日後に上記パーツを購入して先日装着して見ました。
エンジンを見て左サイドは既に対応済みパーツとなっていた為に右のみの交換となりました。写真はクリックで拡大となります。


これが新規に購入したパーツ。「12204-88402、12261-88401」の2コ。


上部の灰色が対策品、下2コが対策前。明らかに形状が異なる。


対応前パーツが着いている状態の1JZ-GTEエンジン。ヘッド右に注目。


で対策パーツ交換後。10分程度の交換作業でした。

交換の後バッテリーを10分程抜きコンピューターをリセッティングしました。これで白煙が治れば最高なのですがね。
本日('03/5/25)20Km程走行しましたが症状は出ませんでした。まだまだこれからデータの収集となりそうです。

対応-3(追記)

2003年5月14日の秋が瀬オフ後に上記パーツ交換を行いましたがやはり白煙が出るので「オイルキャッチタンク」なる物を装着しました。

これで1JZの白煙対策はほとんど済ませたのですが結果はいかがな物なのでしょうか。又しばらく様子を見る事になりそうです。

尚ここではネットにて「白煙症状とjzx81」について記されている物をLINKして見ました。

http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Pit/6921/81kaizou1.htm

http://www2.plala.or.jp/makorika/cars/jzx81.html

私も白煙が出る、出た、という方情報をお待ちしています。

対応-4(追記)

今日は2003年11月1日。今までにjzx81の白煙対策はほぼ行ってきましたが効果がありませんでした。インターネットなどを駆使して
調べて行くとどうも結果的には「オイル下がり」が一番疑わしいです。オイル下がりとはオイルシール(バルブステムシール)から
オイルが漏れ出して燃焼室に入り込み焼けてマフラーから白煙を出すというものですが恐らくコレが原因だろうと思われます。
シールの破損などが原因の場合は常に白煙がモワモワでオイル消費量は半端では無くみるみる減っていくそうですが幸い先日のオイル交換でも
オイルそのものの消費量はほとんど感じられませんでした。どうも私のはシールの破損と言うよりシールの劣化による若干の漏れを
起こしているのではないかと思われます(予想)。
オイル下がりとなるとオイル上がり程の修理工賃ダメージは無いですが厄介です。



取り敢えず何もしないのも心苦しいのでWAKO'Sのシールコート(2800円ほど)を買って来てオイル交換時に一緒にブチ込みました。
走行距離300Km程走ってから効果が出てくるという事です。ただしシールの破損など致命傷を受けている場合は無意味です。

コレで取り敢えず白煙が減ってくれれば気分的に楽ですね。今の状態だと遠出をする気になれません。オイル下がりの症状としては
壱に高回転での運転の後(高速道路走行時)の低速運転で白煙が出る。弐にアイドリングを10〜20分していると白煙が出る。
参にオイル消費量が著しく酷く白煙を噴く(コレはオイル上がりと同じ)と言った感じです。

今後の対策としては当然直す事を前提としていますがエンジンの載せ替えかエンジンのO/Hという選択しか無いと思ってます。
前者の場合リビルトエンジンを購入して今の1JZから各パーツを移植して埋め込むというスタイルになりそうですがリビルトエンジンの値段を
ディーラー経由で確認してもらった所とても今すぐ手の出せる値段ではありませんでした(正直81が買えます)。
となると残るは現在の1JZ-GTEエンジンのO/Hという事になりそうです。オイルシールのみの交換で事を避けられれば良いのですが
蓋を開けてみないと判らないのが怖い所で今の時点ではなんとも言えない感じです。

今回の私の白煙はこの様なケースでしたがブローバイ対策等されていない車の白煙対策として上に記してある
私の今までの対策で回避出来るのではと思っております。纏めて下にも記しておきます。

■エンジン左側マニホールドエアホースを平成4年式の白煙対応品に交換する。
■エンジン右側のベンチレーションバルブ/ホースを白煙対応品に交換する。
■オイルキャッチタンクを取り付けブローバイガスをタンクに逃がしてやる。

と言った所でしょうか。あとオイル粘度を堅くするのも良いらしいです。対策後には又こちらに登場いたします。

対応-5(追記)

前記から2ヵ月経ちました。WAKO'Sのシールコートの効き目ですが正直「無し」です。入れても白煙が出ます。
初めて吹き出した時よりも確実に「間隔」が短くなっています。高速走行後、もしくはハイスピード走行後の低速運転や
アイドリングではもう90%の確率で出る様にまでなってしまいました。しかしいざ「出そう」という時には出てくれません。

2004年1月にTOYOTAにて腰上オーバーホールの為入院となりました。ついでにFUELフィルタ・ポンプ、ウォーターポンプも交換する事にしました。

対応-6(最終記)

jzx81を白煙修理で入院させてから半月経ち帰還しました。修理中一度ディーラーに見舞いにも行きました(笑)。
白煙の件ですが私的には未確認なのですがディーラーからは完治との連絡が入り一応この「1jzの白煙について」は終わりにしたいと思います。
結局原因ですが「タービン」でした。平成13年10月(走行距離81741Km)にリビルトタービンに交換していますが
どうやらそれが欠陥だった様です。白煙が最初に出たのが平成14年9月ですからね、あまりにも「あっけなかった」という事です。
前の記述で「オイル下がり」と疑わない旨を書いてますがオイル下がりでも同じ症状が出ますがオイルの消費がもっと凄いハズです。
私はマメにオイルを確認していましたが消費量はほとんどなかった(というか無いに等しい)です。白煙を噴いている人は
オイル消費を細かくチェックしてみた方が良いでしょう。とかくこの手の修理はフタを開けてみなければ判らない訳で
バルブステムシールの交換は行いました。シールのみの交換というか「エンジンバルブグラインドキット」というお題と共に
周辺パーツとセットになっております。価格はセットで18,000円です(部品代金のみ)。入院当初は【オイル下がりの修理】という感じで
入庫したのでヘッド(腰上O/H)で完治すると思っていた白煙でしたが長時間のアイドリングでは症状が変わらづで初めてタービンを疑ったそうです。
元々弱いタービンだと言ってもリビルトタービンに交換して1年経ってませんでしたからね。タービンは新品は流石に購入できなく
懲りずに又もリビルトタービンですが今度は流石はTOYOTAさん、保証が12ヵ月or10,000Km付いています。
価格は以外とイイ値段です。しかしリビルトタービンにして再びチェックして見るもまだ白煙が出るとの連絡を受け落胆している私に
さらに追い打ちを掛ける様に「オイル上がり」の疑いも。流石にオイル上がりだと全O/Hなので廃車を覚悟しましたが
どうやらリビルトタービンがオイルを噴いていてインタークーラー入り口まで来ていてそれが焼けていたそうです。
再度リビルトタービンの発注となり、その後は問題無しとの事でした。結局現在の愛車のタービンは4機目という事になります。

しかし本当の安心は自分が乗っていて「全く出ない」のを確認してからですね。人間ってそんなモンでしょう(笑)。
1jzにお乗りの方、白煙が出たらまずタービンを疑った方が良いでしょう。
元々ブローしやすいと定評がありますからね。あと1jzエンジンはかなり丈夫でそう壊れる事はないそうです。



上はおまけ画像です。左は取り外したガスケット。右は修理中の私のJZX81。

その後

さて現在は2004年4月末。白煙修理から愛車が帰還して早3ヵ月が経過しようとしています。この3ヵ月の間東京から京都へツーリングをしたりと
それなりの距離を走りましたが症状は一切再現される事はありませんでした。修理までにアドバイスをくれた方、ありがとうございました。






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