交換前の私のjzx81ラジエーターのアッパーホース部の 写真です。○印内の様な刻印がなされていれば新車から そのまま使用している証拠。つまりこの車は一度も交換 歴が無いという事。 | |
判りづらいかも知れませんが○印部分から若干ではあり ますが漏れています。ただしリザーバータンク内のLLC も減ってはいないのでもうしばらくは行けたかも!?。 | |
作業効率を良くする為・・・というかラジエーターを取 り出す為にインタークーラー行きパイピングとエア・ク リーナーをまずは取り払います。ここら辺の作業はまだ 楽チ〜ン。 | |
インタークーラー行きのパイピングを全てとり外さない とラジエーターのロアホースやビスが取れない為にバン パーを取り外しパイピングを外してやります。 バンパーの取り外しは割愛します。 | |
作業はエンジンが冷えてからやるのが理想なんですが夏 のこの時期にそんなんしていたら夕方になってしまうの で若干冷めたのを見計らってLLCを排出します。 今回アンダーカバーは取らないで作業をしていますが取 るともっと作業がはかどるかも知れません。LLCドレイ ンはカバーを取らなくても何とか外せます。コックを一 気に取ると水が噴き出すので緩めるだけにして時間をか けて排出させます。 | |
LLCが全て抜けた所でLLC注入口から中を見てみますが 何とも表現しがたい泥水の様なものがみえています。い わゆる錆の一種でしょうか。 | |
ラジエーターアッパーホースを取り外します。水温セン サーやウォーターバイパスの配線はそのままでホースの みを取ります。これは比較的簡単ですがノーマルのゴム を使用しているGT乗りの方はゴム劣化も考えてこの際交 換をお奨めいたします。 | |
次に○印の配線を抜きますがココにはオイルが通ってい ますので垂れすぎに注意です。抜いたらパイプ経と同じ サイズのボルトで仮留めすると良い様です。尚相当きつ く押し込められているので新しいチューブなのにヒビが 入ってしまいました(右側)。ちょっと苦労した所。左は 簡単に抜けました。 | |
当初、油圧ファンオイルのラインを切らない様にラジエ ーターとファンを切り離す予定でしたがどうしても無理 でした。よって17mmのクロスレンチを使って油圧ファ ンラインを切り離してからラジエーター四隅のボルトを 取り外してやりファンを抜き取りました。 写真はその時の状態でこの後にロア・ホースと下に付い ている2本のオイルラインを分離させます。この方がホ ースを取り外しやすい・・・という事でした。油圧ファ ンボルトを取るとオイルが溢れますのでオルタネーター に掛からない様細心の注意を払います。 | |
取り外したファンの廻りに付くオイルを拭き取るKさん の勇姿。ここまで来ればそろそろ折り返しと言った感じ でしょうか。写真はありませんが電動ファンも取り外し てあります。 | |
ココでちよっと休憩を兼ねてリザーバータンクをボデ ィーから取り外して中を洗います。取るにはパワース テアリングFLUEDタンクを取ってやり(ボルト3コ)それ からタンクを外します(ボルト2コ)。 中には茶色い13年の垢が沈んでいました。ブラシを突 っ込んで可能な限り綺麗にしてやります。 | |
また中だけでなくタンクそのものも洗ってあげました いやー綺麗になった綺麗になった(笑)。 | |
で、休憩後に取り出した13年もののラジエーター。○ 印の所が酷くコアが潰れています。その他の箇所もコ アが若干潰れています。酷いのは裏側で落ち葉や虫の 死骸が沢山詰まっていました。一度入り込むと抜けな い様です。 | |
こちらは新規に購入した正に「新品」のラジエーター クロ光りしていてピカピカです。 | |
いよいよ新しいラジエーターをボディへ入れます。入 れる前にコアが潰れ無い様に段ボールなどをあてがっ ておくと良いでしょう。 | |
ここからは逆の手順で戻していくだけです。ラジエー ターを入れロアホースを繋ぎ下2本のオイルラインを 接続します。それからファンを差し込みゆっくり段ボ ールを引き抜き共締めさせていきます。油圧ファンを 留めてアッパーホースと上2本のオイルライン・リザ ーバータンクを接続すれば完了です。当然インターク ーラーパイピングとエアクリーナーも戻します。 | |
今回使うのはHolts社製のLLCで2リッター入りで千円 前後のもの。色は緑色を使います。 | |
LLC注入の図。 使用しているペットボトルは手持ちが無く自動販売機 で買って来た「麦茶」のもの。 | |
LLC注入後に水を入れタンクが一杯になった所でエン ジンを掛けてエア抜きをしてやれば終了です。 油圧ファンホースを外す事によって「エンジンファン フルード」が減ってしまいます。作業後にすみやかに 補充しましょう(液はパワーステアリングフルード)。 |