8月1日は81乗りとしては(?)黙っていられない(笑)「ハチイチの日」という事で(本当?)その前日である7月31日に
近所の洗車場へでも行って軽く洗車でもしてこようと思い車に乗り込みキーを捻ると何か何時もと違う。エンジン回転数
が異常に高いのである。通常のアイドリングでは1000回転を少し切るくらいだが明らかに2000回転近くを廻っているのだ。
実は車に乗るのは久し振りだったので軽い気持ちでそのまま発車。当方のJZXはAT車であるがクリープで35km〜40km/hも出やがる。
取り敢えずはそのまま洗車場へ入りボディを洗う。洗車後に車を移動させる時に再度エンジンをかけるが何時もの状態に戻った。
しかし洗車場を出る為にエンジンをかけると再び回転数が上がった状態。初めての症状で友人に電話。一言目に「ECU」というワード
を頂く(笑&泣)。まぁ走れない訳ではないので1kmほど離れた自宅へ帰宅。途中の信号待ちでギアを「N」にしてみると
回転数が上がったり下がったりを激しく繰り返しているではありませんか。という訳でハチイチの日は愛車での出動は×に。
さて翌日の1日の昼間、近所に住むjzx81kissmark2さんにお願いして自宅まで来て頂いた。
悪さをしているのが本当にECUなのかを確かめるべく私のECUとkissmark2さんのECUを入れ替えてテストをしてみる。
しかし先日の洗車場の移動の際もそうであったが「100%症状が出る」訳ではない様でこれが原因追及の邪魔となる。
この日も交換前に一度チェイサーのエンジンをかけてみたが「普通(問題なし)」であった。とは言いつつもECUを入れ替えて
みたが私のチェイサーもkissmark2さんのマーク2も無問題であった、逆に残念な結果となってしまった。再度お互いのECUに
戻し再び私の車のエンジンをかけると症状が出る(回転数が上がる)。これだと本当にECUが悪さをしているかの確定にはならないが
今流行の「コンデンサーからの液漏れ」が無いかをその場で確かめてみる為にECUを分解していく。
左は蓋を開けたところ。BUの為にサブ基盤付き。幾つかコンデンサーが見えている(○印部)。
全部で5個あるとされているコンデンサーを1個づつ見て行くが大きく液漏れしている個所は無い様にも見えるが
一カ所、脚部が変色している所があった。基盤はきれいなのだが・・・これが悪さをしているのだろうか。
さて、夜に自宅でネットを徘徊。私の廻りにも数人「ECUにやられた」という人はいるがネットを見ると1JZ-GTEのECUパンクはかなり
多い様だ。マーク2系より「走り」を重視していて同エンジンを積むスープラ(JZA70系)についての記事がほとんどだが興味深く
読んでみるとやはり「コンデンサー」が悪さをしている事例を多くみる。コンデンサーは持って10年と少々と聞いた事がある。
私のも例外ではないのだろうか?。ま、指をくわえていても始まらないので秋葉原へと行ってみる事とする。
お茶の水で仕事があった為に少し早く出勤し秋葉原の電気街へと入って行く。都内や大都市に住んで居る人は簡単に購入出来るが
田舎に住んで居る人は(失礼)インターネットで通信販売している所もあるのでこれを使うと良いと思う。
上写真は私が秋葉原で購入してきたもの。ECU内には大小合わせて5個のコンデンサーが装着されています(下表参照)。
| No.1 | |
| No.2 | |
| No.3 | |
| No.4 | |
| No5 |
基本的にVは規定以上でも大丈夫となっていますがμFは同値でならないとされています(非確定)。さて5個表記させているのに何故
購入したのが4個なのかと言うと答えは簡単で「15μF 63V」だけが秋葉原のどのショップに行っても置いていなかったからです。
困った時には古くからの友人が神に見える物です。「持っていない?」「持ってるよ」「送ってくれる?」「良いよ!」で解決。
因に上記にリンクさせている通販ショップに「15μF 63V」はきちんとラインアップされています。あまり使われていないのでしょうか。
さてパーツが揃った訳だが車の心臓の1つ、ECUにメスを入れるのは少々不安。ここは一つ経験者にお願いする事にする。
という訳で後日怪しい私のECUと5個のコンデンサーを一緒に手渡し修理を依頼。と同時に予備として所有されているECUを借りる。
このECUを車に付けて回転数が高い症状が出れば「ECUは無実」になるのだが幸いにも出る事はなかった。
当方のX81が不調になり3週間が経過。ほとんど車に乗る事は無かったが「修理完了」の連絡が入り代替ECUを装着させて
待ち合わせ場所までチェイサーを走らせて行く。奇しくもココは愛車で参加出来なかったハチイチの日オフの会場だったりする。
その場でレンタルECUを取り外しコンデンサー交換して頂いた私のECUを装着とする。エンジンは当然かかるし「あの」症状も
取り敢えずは出ない。これについてはしばらく様子を見る、としないと答えが出ないので仕方がない。しばしお話をした後に
画像のファミリーレストランまで移動し遅い夕食となった。今回お手数をとらせてしまった神奈川県と茨城県の友人には感謝である。
この記事を書いているのは8/26(木)。ECUが帰って来たのが8/17。約10日経過しておりそれなりに車にも乗ってみたのだが
症状はあの洗車した日以降出ていない。ECUのコンデンサー交換で「治った」と言っても良い時期になったかな?。そこで交換
前についていた5個のコンデンサーを再び見てみると100μF・10Vの脚もとが黒く滲んでおり微量の液漏れ症状が伺えた(下写真)。
ネット上でECUの修理を執行している所があるので知識の無い人はそう言った所へ出すのも手かと思います。今回はコンデンサーの
の交換で完治(?)したと思っていますが治らないケースもある様です。私の様に回転数が高くなりっぱなしに・・・というケース
は修復出来る確率が高いそうですが何発が死んでいる様な症状の時は確率が下がる様です。ECUの半田付けもあまり高いW数のコテ
を使うと基盤そのものを破損したりするので注意が必要です。もっとも液漏れが酷く基盤を腐らせている場合は修理以前の問題でしょう。
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