家の中から20系ソアラのカタログが出て来た。このカタログ、確か初代ソアラかGX71を買っ時にショップの
カタログ置き場にあった物を頂いて来たものだと記憶しています。古い車ですが今見ても十分格好いい車です。
カタログを見ると7Mのツインカム・ターボが当時のトヨタの"売り"エンジンらしい。まぁ時代からしてそうか。
まだ世の中には「ターボ車」が普通に走っていて「エコ」なんて言葉すら通じなかった時代なのだから。
エンジン・レパートリーはその「7M-GTEU」の他に「1G-GTEU」「1G-GEU」「1G-FE」があり、7M車と1G-GTEU車が
ハイオク仕様、その他がレギュラー仕様の様だ。最高峰の7Mの"GT-Limited"はエアサス仕様もある。いわゆる3リッター
のターボの駆け出しみたいな物であり最高出力240馬力、最大トルク35.0/3,200というスペック。当時としては
なかなか立派じゃないだろうか。燃費は10モード走行で8.3となっているがちょっと疑う所でもあるかな(笑)。
因にX81に3リッターのターボは無いがMX83という珍車がありコイツが3リッターの7M-GEである。比べてみると81の
方はノン・ターボなのに燃費はソアラの方が良い、という数値が出ていた。MX83は200馬力と非力でトルクも27.0/3600である。
上は当時のカタログから抜粋した写真(拡大はコチラから)。
そんなソアラの一番の売れ筋はやっぱり「2000GTツインターボ」だったのだろう。最近では滅多に街中で見かけなくなった
20系だけれど10〜15年前までは比較的多く見る事が出来たけど大抵が5ナンバー車であった(当時はまだ3ナンバーは高級車的イ
メージがあった)。そんな2000GTは1G-GTEUエンジンを搭載していてコレはいわゆる81前期GTと同じという事でしょう。
このエンジンは最大トルクが28.0/3,800で馬力は210psでした。初代ソアラではターボ車を「VR」と言うグレードで差別化
していましたが20系からは無くなりました。しかし「VX」と言う1G-FE車は残ってますが見た事が無いと思います。
なんてったってVXはアルミホイールがオプションですからね。あと全車両にMT設定があるのも2ドア・クーペだからだろうか。
20ソアラって言うと思い浮かぶカラーは1にホワイト、2にパール。時々見かけるのが黒ツートン。この黒ツートンは81の2.5GT
に似たカラーだが本名は"ダンディブラックトーニング"と言うらしい。「ダンディー」って(笑)。カラーコードは20M。パールは
高級感の証なのか3リッターのLimited以下に設定は無い。と言うかパールかホワイトしか無い様だ。滅多に見る事の無いレッドマイカ
だが実は3.0リッター車以外全てに設定がある。2.0GTのレッドマイカなんてなかなか格好良いと思うのだけれど・・・。駄目?。
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