東京都新宿区にある「明治神宮外苑」ですが以前は「青山練兵場」でした。
練兵場とはその名の通り兵隊が戦争の為の訓練を行う所です。そんな場所にかつて線路が敷かれていました。
路線図を見ると中央緩行線の千駄ヶ谷駅から分岐してそのまま平行線となっています。
この駅に関しての歴史を紐解くとかなりややこしい事になっているのが判ります。
「軍用」の停車場の開業は明治27年であり廃止が29年です。千駄ヶ谷駅はまだ未開業です(明治37年開業)。
上に掲載した地図では既に千駄ヶ谷駅が存在している事から明治37年以降の物と判別出来ます。
上図は軍専用線の線路配置ですがホームとは別に線路が南に敷かれています。
しかし地図ではホーム部しか掲載されていない為に既に撤去されていたのか、軍用線とあり
非掲載になったのかも知れません。かつてはココから軍人が戦地へ旅立っていったのですね。
日清戦争まっただ中の青山練兵場駅の様子(昭和鉄道史より)。
そんな練兵場線など大昔に無くなっていますが現在でも唯一分岐箇所が判る様になっています。
それが保線車を止めるためにスペースで線路配線こそ違いますがかつてはココが分岐箇所でした。
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