久し振りに新興線へ行ってみました。前回のレポートから4年という歳月が経ち周囲がどうなったのか期待と不安です。
当日の天気は曇りの予想だったので自宅を出たのですが現地に入ったら小雨が降っており昼には本降りになってしまいました。
2003年の時にも記しましたが大黒埠頭・新興埠頭周辺にはかつて網の目の様に線路が敷かれていました。
古い写真を頼りに確認出来た線路を赤い線で写真に記入してみました。とにかくもの凄い状態なのが判ります。
JR貨物本線と新興線の分岐箇所です。現在その面影はありません(2015年再撮)。
会社前の通りには当時のままの線路が残されていました。
写真奥が横浜新興駅となっています。廃線好きとしては嬉しい「線路残し」でした(2015年再撮)。
この先は今も私有地なのか何も手を加えられていない様でした(2015年再撮)。
2015年現在も運河上を横切る線路と鉄橋はそのまま残されていました。歩きたいです(2015年再撮)。
2007年訪問時に撮った同じ鉄橋です。変化はしていない様です(以下全て2007年撮影)。
上写真の鉄橋の右寄り(新子安駅側)のクローズアップ。線路もありそうです。
鉄橋を渡り終えた線路は工場内を通り恵比須町のこの踏切に繋がっていました。
恵比須町の踏切りの2007年夏の様子です。線路は道路上にあるだけで遮断機は土台だけが
警報機はかろうじて残されています。線路跡は季節のせいもあり雑草が凄いです。
遮断機はこんな感じでした。
こちらは昭和電工横浜事業所と踏切の間の様子です。雑草が凄く線路が確認出来ません。
昭和電工正門前へ続く線路はコンクリートに埋もれながらも残っています。
恵比須町の廃線と言ったらこれ。これはいつまでも残って欲しいです。
かつて日本農産へ伸びていた線路の残骸も今だに残っていました。
新興線本線に戻ります。恵比須町の踏切りを渡った線路は運河を越えていたのですが
鉄橋は残るものの線路は撤去されてしまいました。2003年訪問時は線路が残っていました。
運河の上よりかつて線路が伸びていた新興駅方面を見た所です。
日産自動車工場正門前には線路が残されていました。
日産正門前の踏切り上から新子安方面を向いて撮影。線路は無くバラストだけが残ってます。
日産の更に先にあるENEOS(日石)の前も同様の廃でした。
ここから先は再び凄い雑草になっていました。
大黒運河を渡っていた線路跡。「整備して再び鉄道を」という声も聞かれなくなりました。
2007年の旧新興駅です。構内は駐車場になってしまいました。線路はありません。
交差点には今も尚「新興駅」の文字が残っていました。
恐らく貨物駅時代の物と思われる手書きの「一旦停止」看板が立っていました。
線路はかつて主都高速の下を潜り奥にある食肉工場に繋がっていました。
遮断機のあった所は工事で綺麗になりJR貨物職員の居た小屋は解体されてしまった様です。
かつて工場への線路が続いていた跡はご覧のありさま。
廃線へ戻る