緑色の5000系

京王2000系と5000系はその高性能さを買われてか日本全国各地に譲渡され今も尚活躍していますがこの度四国の伊予鉄道
から数本が関東へ凱旋帰国となりました。凱旋先は千葉県の銚子電鉄です。銚子電鉄と言えば古めかしいスタイルの車両
が1両編成でコトコトと走るローカル線を想像しますがその車両の老朽化による置き換え車両となるみたいです。

しかしいくら2000/5000系でも車両の長さは18mもあり今迄16m車1両であった銚子電鉄がいきなり18m×2両となるのは驚き
です。しかし駅は元々"それなり"の有効長を持っており先日外川駅が延長工事をした所以外に大きな工事は無いみたいでした。

驚くのは"カラー"ですが何と緑色。東急のアオガエル程濃くは無い「お〜いお茶」カラーと言えるでしょうか(笑)。
先日銚子電鉄の旧型車が消える事になるので撮影に行ったのですが仲ノ町車庫と外川駅外に元京王車が留置されていました。



2010年2月撮影 銚子電鉄外川駅にて

色こそ変わっているものの原型はとどめている模様。連結器は流石に異なりますが。内装は見ていません。



2010年2月撮影 銚子電鉄外川駅にて

こちらは相方の元2000系。こちらは元々の色に戻った、というイメージを受けますね。



どちらも昭和37(1962)年製。もうすぐ50歳になろうか、という車歴である。老体にムチ打ってここが最後の仕事場になる
のだろうか。銚子電鉄は"廃線"も時折噂される路線だけに自社での新車製造なんて夢のまた夢なのだろう。丁度京王の6000系列
の廃車が終焉を迎えており「銚子電鉄に行くか!?」と一瞬思いましたが良く考えたら6000系は20m車両でしたね。



撮影した2010年2月初頭では外川駅に留置されている2両にはまだ幕も入っていませんでしたが基本的に「銚子〜外川」間
を走る銚子電鉄に方向幕なんていりませんね、入るのかな?。また、写真はありませんが仲ノ町車庫にはもう1編成留置されており
こちらはアイボリー一色の状態でした。2010年3月末の銚子電鉄のホームページによると元京王車の運行は4月以降との事です。




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