国際埠頭専用線
こちらは廃線の香りがプンプンする国際埠頭専用線です。この線路は横浜本牧駅の端より1本抜け出している線路で
丁度駅舎の裏辺りより分岐しています。一般道路をヒョイと横断する所は良くみられる風景ですが
「生きているのか死んでいるのか」判らない路線です。線路そのものは程度も良くコンクリートや土に
埋もれてしまっている所もありませんが錆がもの凄く普段から本数が少ないというのが想像出来ます。
しかし列車のレールは数日走らないだけでもすぐに錆が生じる為に「錆びている=廃線」と結びつける事は出来ません。
この国際埠頭専用線は2005年に正式に廃止となり周囲の道路事情により
線路撤去も一部行われています。10年後の2015年訪問記と比較してみてください。

国際埠頭線は廃止後も地図に残されている事が多い印象です。

横浜本牧駅より国際埠頭駅へ向かう線路の分岐箇所です。

駅構内側から撮影したものです。このゲート、開く感じがしませんね・・・。

道路を横断した線路はヒョロヒョロと曲りながら進んで行きます。

三菱重工業前の跨線橋から見た横浜本牧駅方面の様子です。

同じく跨線橋から国際埠頭方面を撮った物です。

途中にある小さなガーダー。

三菱の本牧工場入口の踏切には御丁寧にもダイヤが書かれていましたっけ。
一度このダイヤ通りに訪問してみましたが空振りでした。既に廃止になった後だったのかも知れません。

三菱のカーブを曲り海までのストレート区間に入る所です。

同地点から振り返り国際埠頭方面を向いて撮影しています。

ストレート区間が終わり線路は右へカーブします。

海沿いの道路へ顔を出す線路。線路は凄い錆ですが信号ボックス類が残っています。

振り返ると踏切が有りその先に線路は吸い込まれていきます。この先は私有地の為に
進入する事は不可能なので望遠で奥を覗いてみました。この先に国際埠頭駅が有ります。
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