伊賀鉄道廃線区間(伊賀神戸-西名張)

三重県を走る伊賀鉄道は現在「伊賀上野〜伊賀神戸」を走っていますが1964年(昭和39)までは伊賀神戸から先
の西名張まで伸びていました。廃線と判るのは伊賀神戸駅周辺なので今回はそこにスポットを当てて訪問してみました。



現在の航空写真を見ても伊賀神戸駅周辺だけは線路跡を確認できます。



雨の中やって来た伊賀線の終着駅「伊賀神戸駅」です。



構内に入りかつて西名張方まで線路が延びていた方の現在の様子を見てみます。
何と無く当時の様子が目に浮かびます。左に見えるのは近畿日本鉄道です。



伊賀神戸駅を出た線路はしばらく大阪線と並行し、その大阪線の下をくぐっていました。
当時大阪線の線路を潜っていた所がそのまま残されています。



大阪線を潜った反対側に来ましたが季節が9月と言う事もあり草が凄く反対側からでは何処が
線路跡なのかもよく判りませんが軽トラックの後ろ辺りから手前側に線路があった様です。



橋が有りますが鉄道橋ではなさそうです。奥に近鉄線が見えており
廃線跡の判る地図と照らし合わせると橋は鉄道の走っていた所に掛かっている様です。



先を見ると築堤が綺麗に残っている箇所がありました。
写真では判りませんが土砂降りの雨の中での撮影なのでテンションがた落ちです。
この先にトンネルの跡が存在するのですが足を踏み入れる気さえおきません。

廃止になった「伊賀神戸駅〜西名張」間には『美旗新田・西原・蔵持・八丁・西名張』が存在していました。
この廃止の駅を補う形で並行する大阪線に「桔梗ケ丘駅」が作られました。



西原〜美旗新田にはガーダー橋があった筈なのですが訪問時は既に撤去されており橋台だけが。



残る橋台。廃線として認識出来るのはほぼこの辺りまでの様です。




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