北陸鉄道石川線 貨物線

石川県の中心部を走る北陸鉄道には「石川線」と「浅野線」の2路線が存在します。
以前は他に3路線ほどありましたが廃止されてしまいました。

今回は現役である石川線の西泉駅と野町駅から延びていた貨物線の跡を見てみることにします。



貨物線が現役の頃の航空写真。駅から急カーブを描いて南下しているのが判ります。



貨物線が分岐していた現在の西泉駅。棒線の寂しい駅です。



駅のホームの金沢方末端からの様子。当時の線路やバラストなどは
勿論ありませんが用地の形状が線路分岐を想像させてくれますね。



振り返ればご覧の様な光景で貨物を扱っていた頃の面影も何もありません。
まぁ廃止から50年が経過していますから当然と言えば当然でしょうか。



改めて駅の入り口を見てみますが当時からこの様なスタイルだったのでしょうか。
貨物線は画面左の白い建物の部分を緩やかにカーブしていたでしょうから
駅の利用者の貨物線を渡って駅に入ることになってしまいます。航空写真では
そこまで確認は出来ませんがもしかしたら昔は反対側(北側)に駅入り口とがあったのかも・・・(予想)。



西泉駅から分岐した線路は奥のフェンスに続いていました。
駅と倉庫の間には県道146号があり車の往来が激しいです。



フェンスのところまで来てみました。足元には線路が残っています。



振り返り駅を見てみます。



現在の写真に線路があった場所を記してみました。まぁおおかたこんな感じになるのでしょう。
どうみても正面の樹の左側を通っていたと思うのでかなりカーブがキツかった様に感じます。



気になるフェンス内ですが廃線好きの自分が一番好きなシチュエーションで
かつての千鳥町の倉庫群を思わせるものでした。シャッターを切る手が震えます(笑)。
分岐した線路の内の1線はフェンスに入ってすぐに途切れてしまっています。



望遠レンズで奥へズームイン。倉庫としての機能も失われていそうです。



まるで海岸にある倉庫の様です。この倉庫は農林水産省の「石川食料事務所」の倉庫との事です。



フェンスを潜ってすぐに途切れていた線路ですがここに繋がっていたのですね。
確かに機回しができないと面倒くさいですからね。



末端部分は道路から見る事ができます。当時はどの様な貨物列車がどの様な動きをしていたのでしょうか。



一方西泉駅の隣の野町駅は終点になりますが1970年以前は白菊町という駅が存在し
そちらが終点でした。1970年から2年間は貨物営業の為に線路は存続していましたが
道路整備の為にその役目を終えています。途中から分岐する専用線も存在していました。



その分岐の一つの線路が入っていたのは住友グループのセメント会社「セザワ」です。



敷地内に棒状の線路が綺麗に残っています。こちらは機回し機能などは持たない
元々この様なスタイルの線路配線であったのではないでしょうか(距離が短い為)。




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