Rが消える時




2005年から登場した10-300R型。先頭車だけが新しい車両で中間車は昔のまま、という何とも変なスタイル
をした編成です。こうなった経緯には「コスト削減」があり旧型の10-000を置き換えるにあたり製造が比較的新しい中間車は
更新・改造をして使い回し先頭車のみを新造したのです。スタイルは10-300の先頭車と同じですが細部が異なっています。
一番判りやすいのが先頭車の帯で、R車は細い緑のライン1本がベースで青ラインは1枚目のドア付近迄と短くなっています。

10-300R型は全6編成で、10-310〜360がそれに該当します。編成表は以下の通り。

Tc2(笹塚方) M2 M1 M2 M1 M2 M1 Tc1(本八幡)
10-369
10-368 10-367 10-366 10-365 10-362 10-361
10-360
10-359
10-358 10-357 10-356 10-355 10-352 10-351
10-350
10-349
10-348 10-347 10-346 10-345 10-342 10-341
10-340
10-339
10-338 10-337 10-336 10-335 10-332 10-331
10-330
10-329
10-328 10-327 10-326 10-325 10-322 10-321
10-320
10-319
10-318 10-317 10-316 10-315 10-312 10-311
10-310

10-310F



京王稲田堤-よみうりランド間を走る10-310F。2016年7月を持って運用離脱。

10-320F



トンネルを抜け東大島駅へ入線して来た10-320F。2016年10月に運用離脱。

10-330F



休日、高尾山口から高幡不動行になる運用に入る10-330F。2017年2月に廃車されるまで最後まで残った編成。

10-340F



笹塚-本八幡のピストン輸送に就く10-340F。R車では最初の廃車になった編成で2015年5月に運用離脱。

10-350F



南平-高幡不動のカーブを行く10-350F。2015年6月に運用離脱。

10-360F



仙川→つつじヶ丘間を行く10-360F。こちらも2016年5月に運用を離脱している。


と言う事で2017年になった時点で10-330Fしか残っていない状況でした。
そんな10-330Fも運用を離脱する直前には車体に「FINAL RUN」と書かれたステッカーが貼られました。






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