古き京王八王子駅

JRは八王子駅、京王線は京王八王子駅という名前で差別がされているのは2駅が実は全く隣接していないから。
「新大阪と大阪」「横浜と新横浜」みたいな物かな、と思っています。なので京王線からJRに乗り替える場合は10分弱歩くことになるのです。



写真は京王八王子駅が地上駅だった頃の写真です。私が学生の頃はまだ地上ホームでしたのでどちらかと言えば地上時代の方しか
知らなかったりします(卒業後に地下となりそれ以降あまり利用していない為)。地下になった理由は京王線10両編成化の為でした。

京王八王子駅は初め「東八王子」として大正14年に開業しました。今の場所から約200m程甲州街道側に寄っていたそうです。
この後の昭和38年に現在の場所に移設され駅名も「京王八王子」になりました。昔、噂で京王八王子から線路を延長させて
国鉄八王子駅まで延びる・・・なんてのがありましたが完全にガセネタだった様でその後はそんな話しは全く聞きませんでした。



地上時代のホームは島式1面2線でした。1番線が特急専用、2番線が各駅停車専用のホームで当時は特急は8両、各駅停車は6両
という編成が普通なものでした。この当時の急行は京王八王子発着は無く高尾山口方へのみの運行でした。2番線の車輪停めの突き当たり
には京王が運営する花屋さんがありました。また写真でもお判り頂けますが切符自動発券機で切符を購入したら
すぐにホームへ走っていく事が出来ました。この頃は有人改札で切符を差し出すと面白い形にハサミを入れてくれたのも覚えています。
京王八王子駅は平成元年に地下化されましたがもはや昔の面影は無くなってしまいました。全車冷暖房付きという駅舎の上に付いている看板が時代を感じさせます。




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