競馬場線について
競馬場線は東府中から分岐する0.9Kmの支線で途中駅はありません。
この競馬場線が開通したのは昭和30年4月の事でした。現在は東府中駅より分岐していますが歴史をひもとくと面白い物でちょっと事情が
異なっている様です。「京王電気鉄道株式会社」だった時代に開通した「多磨」〜「府中」間の駅数は今よりも多く
「多磨(後に市公園墓地前→多磨霊園と改名)」の次は「臨時競馬場前」→「八幡前(はちまんまえ)」→「府中」という順でした。
昭和12年に「八幡前駅」が「東府中」と改名をし昭和15年にこの「東府中」と「臨時競馬場前」が統一され1つの駅となり
名前を「東府中」としています。よって現在の東府中駅は旧名を「臨時競馬場前」と言い「八幡前」は昭和15年10月26日
をもって廃駅となっています。「八幡前」は現在の東府中駅からたった500mの所にあったそうです。
上の写真は東府中駅を出て正門前へ向かう土曜日運転の競馬場支線8000系です。競馬開催日はかなり賑わうこの路線ですが
平日は東府中駅1番線の専用ホームより折り返し運転をしていますが「ワンマン」だったりします。東府中を出ると
本線とすぐに分岐して南に曲がっていきます。そのまま複線で「府中競馬正門前」に入っていきます。
この駅、ひょうたん状になっていて改札口側はかなり横長くホーム先端は細くなっています。
複線ですが普段使用しているのは1本のみでレールはかなり錆付いています。
撮影した日も電車は1番線のみに停車していました。ただし競馬開催日には両面使用しています。
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