南平8号と9号

平山城祉公園と南平間にある踏切の名称は全て「南平○○号踏切」と言う呼び名になっています。一番
平山城祉公園駅に近い踏切は「9号」でこの駅間には最大9個の踏切があった、と言う事になりますが現在は
南平駅前に1個ある他に残り2つしか無く計3つ、つまり6個の踏切が姿を消したという事になります。

その「南平9号踏切」ですがかつては酷く狭い踏切でしたが近くの住宅建設に併せて道路が作られ踏切も
道幅が広げられて綺麗になりました。そんな踏切の過去と現在を見比べてみたいと思います。



上写真は2005年、南平9号踏切を行く7000系の電車。写真の右にすぐ駅がある構図になっています。
お判りの様に道幅は狭く車1台通るのがやっと、という感じ。もっとも浅川とこの線路の間にこの当時は民家が
無くこの道路もどちらかと言えば歩行者専用みたいな感じでもありました。また踏切の段差ももの凄く車高の低い
車は亀状態必須、もっぱら地元の軽トラックが通る道と言ったところでした。写真を撮ったこの時は工事関係者と
京王の社員の様な人が踏切周辺を訪れており何やら話をしていたのを記憶しています。



南平9号踏切のビフォー・アフター。ほぼ同ポジションからの撮影となっていて背中に平山城址公園駅を背負って
南平方を向いて撮影しています。左側は線路沿いの道も無く家が建っていないのが良く判ります。右は平成22年撮影。



こちらは駅の南側、北野街道側から浅川方を向いて撮影したもの。写真左がすぐ駅ですが以前はかなり狭い
踏切であったのが判ります。道幅が広くなっている為に遮断機等も新しくなっている様ですが徐行看板は当時物か?

また驚いたのは近くに出来た住宅です。ここは以前から何も無い場所だったのですが整地が始まると一気に
道路が作られて家が建ってしまい昔の面影が無くなってしまいました。以下は2005年撮影の浅川付近の物です。



南平9号踏切を浅川方面に進み平山橋を望む。現在ここから橋を見通す事は困難になっていると思われます。



もう少し線路に近づいた所。ここも現在は何件か民家が建ったがそれでも空き地がある状態。写真中央には
9号踏切の1個南平寄りにあった8号踏切があったが9号が綺麗になったのと同時に廃止されてしまった(後述)。



左写真は2008年正月に平山駅の下り線構内から9号踏切部を撮影したもの。アパートが作られている。
同じ年の5月には完成しており入居も開始されている様であった。また右写真の手前側、溝と線路の間に空き地らしき
物が写っているが現在は綺麗な公園となっています。2005年当初も何も無い荒地だったのですが・・・。



こちらが公園の完成前と完成後。綺麗になった物だ。



当時としては有能であった300万画素クラスのコンデジで撮影した為に荒い画質となってしまった8号踏み切りを
行く懐かしい8000系の幕車。この8号と9号は数十メートルしか離れていない所に並んでいました。こちらもかなり狭い
踏切で9号より地元に密着した感じのある踏切でした。廃止後もしばらく踏切施設は残っていたのですが・・・。



8号踏切が消えた正確な日にちは判りませんが2008年初頭と思われます。写真でもお判りの様に遮断機の
台とガードレールが残っていました(現在はありません)。さようなら、8号踏切(笑)。



浅川土手から見た平山城址公園駅と南平9号踏切。懐かしい光景となってしまいました(2005年撮影)。




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