新宿駅に遺品を探す
新宿駅については色々と書いてきていますがココでは現在の綺麗な新宿駅になる以前の新宿駅の遺品
が無いかを探してみた結果を書いていきたいと思います。けっこう残っている物です。
これは現在(平成18年)の新宿駅ホームに貼り付けてあるホームの配置図です。地下開業時は5面4線
であった新宿駅がこの様なスタイルになったのは8両編成化に伴う工事の為ですが当時は線路をもっと
先に延ばす形でホーム延長をしようとしたらしいですが地下駐車場を新設したばかりで許可が出ずに
やむなく初台側に延長となり4番線の廃止とシーサースの移動となりました。そんな新宿駅の遺品の紹介です。
「消えた4番」でも記載している現在の3番ホーム下に眠る旧4番線の線路の一部。何故かこの一部分
だけ線路が残っておりきちんと床に固定されています。2番の降車ホームから3番ホームの下を覗く
と見る事が出来ます。3・4番の分岐部かと思われますがココから分岐していたとするとホームはかなり短い事になります。
更新前の新宿駅のホーム床は現在の様な明るい物ではありませんでした。そんな更新前のタイルも見る事
が出来ます。一つは3番ホームの先端部の網の中。右写真がそのアップですが懐かしいタイルが見えます。
かつてはこのタイルが全面を覆っていましたね。その他に3番ホームの先頭部にある清掃用具入れのドア
内部にも同じタイルが見えます。要は「みえる所」以外は交換していないんですね。以外と金を節約しているなぁ。
最期はこれ。降車ホーム中程から笹塚方面を撮影した物です。普通に駅を利用していると全く気が付かない
ですが旧2番線に使われていた(と思われる)線路を固定していた跡が見られます。現在の1番線のレール上はかつて
1番ホームがあった所ですがそれを撤去し線路を施設したので線路の配置もかなり変貌しているはずです。よって
現在と過去のホーム図を照らし合わせて見るとこの線路を固定していた跡は旧2番線の物ではないかと予想されます。
部分的拡大写真です。こうして見ると「あれ?3番線跡かな」とも思えて来てしまいます。また課題が増えてしまいました。
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