通勤急行




平成15年現在、京王電鉄京王線には各停の他に「快速・通勤快速・急行・準特急・特急」
という種別の電車が走っていますがかつては準特急は無く「通勤急行=通急」というモノがありました。
{**2016年現在は通勤快速は無くなり区間急行になっています。**}

通勤急行という種別が出来たのはかなり前の事で昭和37年10月の時刻改正の時でした。
それまでは「特急・急行・準急」という種別でしたがこの時刻改正により
「特急・急行・通急・快速・準急」となりました。この種別が出来た当時は頻繁に運行に就いていた「通急」ですが
昭和50年代には平日の午前中のみ運用されていた記憶があります。私がこの「通勤急行」を知ったのは
小学校の時で学校の裏に京王線が走っている為に通急見たさにわざと早く登校をした事もありました。



「通勤急行」が出来た時はまだ「通勤快速」という種別が出来ていなかった為に登場時の停車駅は
現在の「通勤快速」に似たスタイルになっていて「府中駅」より西は各駅に停車していました。
「通勤快速」の登場は昭和39年の東京オリンピック・イヤー時でありこの登場により「通急」の停車駅は
「八王子→北野→高幡不動→桜ヶ丘→分倍河原→府中→東府中→調布→つつじヶ丘→千歳烏山→桜上水→明大前→新宿」
となりました。「通急」は登場時は笹塚も停車していましたが昭和38年4月1日の新宿地下駅営業開始日
の時刻改正で通過とされてしまいました。しかし新線が開通した昭和53年10月31日の時刻改正では
「通快・通急」共に「笹塚駅」を停車駅と再変更させています。そんな「通勤急行」も平成4年に種別から消えてしまいました。
停車駅は時刻改正でコロコロと変わっていましたが急行との違いと言えば「つづじヶ丘」駅に停車するだけの違いでしたからね。



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