長野電鉄木島線(2)
盛土と言っても現状は写真の様な状態で一切近づく事は出来ませんでした。
薮を抜けた線路跡は架線柱も現れます。ここで夜間瀬橋を渡ります。
夜間瀬橋を渡る鉄橋だけは撤去される事無くそのまま残っていました。10年前まではココを
普通に電車が走っていた訳です。この橋は「赤岩〜四ケ郷」間にかかっていた橋です。
夜間瀬橋を渡り笠原地区へ進入した木島線。次の四ケ郷駅は写真の所にありました。
白いバンの停車している所へ続く道が駅へのアプローチでしたが今はこの状態。
四ケ郷〜中野北間の線路跡(奥が中野方面)。踏切跡と信号BOX(?)が残る。
次の中野北までは比較的長いストレートが続きます。線路は畑の中心を走っており
途中の農道に写真の様な踏切跡が残ります。雨の為にレールの窪みも浮き出ています(右手が中野方)。
踏切以外は線路と判らない状態が続きますがこうして「エ」マークが残っている個所もあったり。
若宮西交差点近くにある「中野北駅」跡。ココだけは唯一ホームが残っていました。
と、言っても草が多くこの写真だけでは判りづらいので近くへ行って見る事にします。
ホームです。奥のビニールハウスとホームの間にレールがある構図で写真を撮っていますが
草が凄く位置関係を写真で示すのが難しい状態で・・(言い訳)。
道路からホームへのアプローチ・ロードも残っていますが現在は駐車場入口となっています。
コレは当時ものの「ベンチ」でしょうか。ハの字に向かい合っているのが「やらせ」感アリです。
中野北駅の信州中野寄りに残る踏切跡。当時のままでしょうか(写真左が信州中野駅)。
中野北駅より信州中野方を望遠撮影。残念ながらココから信州中野駅近くまでは雑草がもの凄い
のと当日朝から降りしきる大雨の為に立ち入った調査が出来ませんでした。
信州中野駅近く、県道29号線の踏切にやってきました。ココは木島線(河東線)と本線の分岐個所
となっており写真左側の木島線の線路はこの先で途切れてしまっています。
踏切から180度振り返り「信州中野駅」方面を写した所です。線路は残っていますが雑草の中です。
信州中野駅構内へやって来ました。ホーム末端から中野北方を撮影したものです。
一番左の線路が木島線、と言う事になります。
かつて木島線が発着していた「1番」が今もそのまま残っています。
駅名盤がそのまま残っており長野方の駅名「えんとく」だけが残っています。かつて直通車でも走ったのか。
1番ホーム上に残る「木島行き」のタイム・テーブル。本数の少なさが判る。
その1番ホームへは立ち入る事は出来ない状態。そして2012年には屋代線も廃止となる運命。
(長野電鉄屋代線は既に廃線となっております。)
信州中野駅周辺の昭和初期マップです。まだ中野北駅が有りません。
コレは中野北駅の開業が昭和30年代と他駅よりも比較的新しい為です。木島線の距離は約13kmでした。
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