麒麟麦酒栃木工場専用線
盲腸線の烏山線にもかつては麒麟麦酒栃木工場への専用線が存在していました。
線路の廃止は1980年代ですが現在(2014年)は工場そのものも無くなっています。
工場は仁井田駅〜下野花岡駅間に有り配線を見ると宇都宮方から進入した貨物は仁井田駅で
スイッチバックする形で工場に貨物を引込んでいた様ですが定かでは有りません。そんな廃線の様子です。
工場そのものは「下野花岡駅」横にありました。
専用線は烏山線本線と平行なのでちょっと地図では判りづらいです。
いかにも以前は交換可能な駅であった、と言う作りの仁井田駅を宝積寺側から撮影してみました。
実際に貨物列車がこの駅まで来てスイッチバックしていたのかは判りません(踏切から撮影)。
線路が実際に敷かれていたであろう箇所にやってきました。
左が烏山線、中央が専用線跡。「エ」マークが3本も立ち専用線との境界を強調しています。
当時のまま残る車輪留めのポール。錆具合が素晴らしい。
この場所に限った話では無いのだが「エ」マークの連打って何なんだろうか?。
廃線上に立ち工場の方を望む。ちょっと目立つ大きい樹の所が工場入口です。
第四文挟踏切には既に線路跡の欠片も有りませんでした。
その踏切部から見た工場方です。烏山線とずっと平行していたのが良く判ります。
コレは当時の標識でしょうか。
工場入口付近に近くなると専用線と烏山線は距離が出来たいてみたいですね。
工場入口にある踏切跡は「廃」の香り漂う良い雰囲気。踏切跡としっかり判りますね。「麒麟第八花岡踏切」と書かれています。
その「麒麟第八花岡踏切」から鉄道門を見た所ですが奥にもう一つ踏切が有りそうです。
コチラは歩行者専用だったのでしょうか。踏切名は無いですが「×」標識が素敵です。
工場への入口には鉄道門が残っています。既に工場も無くなりコレらも何時迄残っている事やら。
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