日穀製粉・タケヤ専用線
篠ノ井線の「南松本駅」から延びていた専用線跡を見てみました。

専用線現役時代を見てみると南松本駅からカーブを描いて
線路が構内を抜け出して各工場へ吸い込まれていくのがわかります。
カーブを描いた線路は工場内で3線に分岐していますが奥の2本が日穀製粉への
専用線、一番手前が「タケヤ」への専用線です。1998年に廃止された様です。

構内から抜け出る部分ですが9月とあり草がボウボウ。

前進してギリギリの所まできてみました。
分岐していた線路などは無くなっている様です。

振り返り工場の方を見ています。奥のラーメン屋が線路跡です。

県道上には線路が残っています。単線で渡っていたのですね。
恐らく非電化だったのではと想像。しかしなぜこのまま残したのでしょうか。

こちらは日穀製粉さんの社史より拝借させていただきました。
年月は判りませんが左の方が古そうです。やはり非電化路線でした。

で、線路はラーメン屋の下に延びています(笑)。

しかし線路はそこのみの現存。以降工場までの一部は東京インテリアの駐車場に
転用されてしまっていますが裏手に回るとカーブはそのまま残っています。
目の前のフェンスの部分が線路跡、ということになります。

同地点から振り返ったもの。線路跡にラインを記入してみました。

近くの駐車場から工場内部を見てみました。
勿論線路などは現存してはいません。なんとなく線路が続いていた
方角に印を入れてみました。この先は完全に私有地になるので立ち入りはできません。

廃線後の航空写真です。線路跡にラインを入れています。
aからfまでの建物は当時モノです。bはタケヤの建物ですね。

日穀製粉さんの社史より。廃止直前の写真と思われます。
写真左のマンションは「第二双葉マンション(奥の建物との位置から推測)」。
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