入間川砂利採取線

西武池袋線の「元加治駅」より入間川方にかつて砂利採取線が延びていました。



上は現役当時の地図ですが元加治駅より分岐している、と言うよりは元加治駅手前より分岐している
と言う表現があっている様にも取れます。しかし現地へ行ってみると駅裏手には今も広大な土地が広がっており
かつてはココに貨物がゴロゴロしていたのでは、なんて想像も出来てきます。



何度か訪れている「元加治駅」にやってきましたが電車での訪問は初です。



駅ホームからかつて貨物が分岐していた方面を見てみます。大学のバスステーションになっています。



仏子〜笠縫信号所までが複線化されたのは1969年10月なのでそれ以前は今も入間川に残る
ガーダー橋を伝ってこの元加治駅に進入していました。左に1線分の用地が残っていますが
これが旧線(単線時代)のものであるのか貨物用線路なのかは不明です。



今も残る鉄道柵。横に広がって行くのが判ります。



敷地内には「工」マークが綺麗に残っています。



広大な敷地内には砂利の積み降ろし施設やホーム、数本に分岐した線路等があったのか
かなりの面積であったと予想されます。最終的には門の所から入間川へ向かって線路が延びていた様です。



カーブを終えると川まで直進です。線路跡は道路に変身しています。



幾つか「工」マークも残っていました。奥が入間川です。



駅から数百メートル、最期の「工」マークです。



砂利採取線なので川の近くまで線路は続いていたと思われます。
しばらく進むと砂利が積まれている施設が右に見えてきました。



ここら辺が線路の終点部分と予想しています。現在の道路は右へ大きくカーブしていますが
線路が現役時には道路は無いのでこの場所に数本の線路やホーム、積み降ろし施設があったのでしょう。



1975年の航空写真を見ると途中までは線路跡と認識出来ますが既に線路は剥がされている様です。
現役時の地図と照らし合わせると赤い線までが線路が有った所と思われます。1段上の写真に「コザキ」と
書かれている生コンが写っていますが同社か判りませんが同じ位置に同施設が確認出来ます。




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