JR貨物・北王子線(3)

北王子線のパート3。2014年3月を以ってとうとう廃止になってしまったこの路線を廃止4年が経過した2018年に
訪問してみました。機関車の終点であった十条製紙工場は取り壊され既にマンションになっていました。



久しぶりに降りたJR王子駅。前回下車したのもこの路線撮影の為だったと思われる。
写真は上野方を撮ったもの。田端信号場から続く貨物線路は現在も撤去される事なく残っていた。



同ポジションから十条製紙方を撮影したもの。線路が赤く錆びているのが判る。非電化区間。



王子駅から少し歩いた跨線橋から王子駅方を撮ったもの。左端に写っているのが貨物線。



反対方向を向いて撮影。丁度貨物線と電車が分岐していく所です。使われなくなって4年程
経過しており更には放置していたせいか良い感じに雑草が線路を覆っていました。



道路と平行して続く線路跡。



この線路には4箇所の踏切が存在していましたがその1つ目「第一宮江踏切」の様子です。
朽ちてはいますが警報機設備はそのまま放置、遮断機は「棒」だけ撤去されていました。



第一宮江踏切から王子駅方面を撮影したもの。線路そのものは全て残っていました。



同踏切より倉庫方面を撮ったもの。草の中に線路が残ります。



今も尚「日本貨物鉄道」の看板が残ります。いづれは東京都に返還し緑道とかになってしまうのでしょうか。



第一宮江踏切から見た貨物線の全景になりますが、奥にそびえ立つマンションが旧倉庫跡になります。



先ほどの踏切から徒歩数分で「第二宮江踏切」に到着。写真が全景です。
ここも遮断機の棒だけ撤去されているものの他はそのまま放置状態となっていて、信号BOXも線路脇にそのままに。
更には踏切内に侵入する自動車へ向けた警報機(高い所に吊られている)もそのままになっています。



第二宮江踏切から王子駅方面を見たところ。



同じ踏切から倉庫方面を撮影したものでここは丁度須賀貨物線との分岐部分でもある(右へのカーブが跡)。



立ち入り禁止の柵から中にレンズを向けて1枚。いかにも都会の廃線といった写真です。
信号BOXもそのまま残っておりいつぞやの晴海埠頭を思い出します。いづれ消える風景なのでしょう。



少し進み3個目の踏切「第一北王子踏切」跡に到着します。道路には線路が残っていますが
それもココまで。ここはまるで過去と現在との境界線になっている場所。右を向けば樹が覆い茂る廃線区間で
左を向けば近代的なマンションと二面性を持つ面白い空間。



樹の間からレンズを出して王子駅方をパチリ。ここまでは現役当時のままの放置区間です。



この先はマンションが建てられており線路跡は消えてしまいます。



この踏切の全体図。いづれは道路上の線路も埋められるか取り外されてしまう日が来る事でしょう。



線路跡は現在駐車場になっています。右が倉庫という構図で撮影しています。



かつて倉庫入り口にあった4個目の踏切跡にやってきました。遮断機等はないものの
それと判る構造物がきちんと残っていたのは非常に嬉しい事でした。貨物線は奥から手前に進み工場に入っていきました。



現在はマンションが建ちどこが鉄道門のあった場所かも不透明ですが恐らく○印くらいかと。
比較になりませんが2010年に訪れた時に撮った入り口の写真と並べてみました。



十條製紙倉庫の桜はかなり有名でした。マンション建設の祭も伐採される事なく生き残った様です。




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