奥多摩ロープウェイ(2015再訪問)


初めて奥多摩ロープウェイを訪れたのは2002年の10月でした。思えばあれから13年と言う年月
が経過してしまいましたが、この時は入る事が出来なかった「三頭山駅」に行く事も含めて再訪問してきました。


川野駅・三頭山駅



川野駅です。ゲートボール場は使われなくなって久しいのか荒れていました。
また、駅舎周辺の木々もかなり成長しており建物は廃墟と化してしまっています。



チケット売り場部です。落書きも有り廃墟的感覚で訪れる人が居る様です。



コチラは今も綺麗に残るロープウェイについての表示。
以前は建物の前に「かわの駅」と書かれた駅名盤がありましたが今回は見当たりませんでした。



ホームには今もそのまま残る「くもとり号」。



ホームからは奥多摩湖が良く見えます。



ホーム上の駅名盤は綺麗に残っています。



今もゴンドラは吊り下げられたままなので乗り込むと多少の揺れを感じます。



下に降りて煽ってみました。廃止になったからこそ撮れるアングル。



湖の反対側に居る「みとう号」の入るスペースです。コースには竹薮が。



ゴンドラに乗り込み「三頭山駅」方面を見てみましたが湖面すら望めません。



ケーブル上部には「日本ケーブル株式会社製造」と刻印が入っていました。
コチラの会社は現役でケーブルカーやロープウェイを製造しているのですね。
上写真でのスペック表示ではこのロープウェイは昭和36年10月に「三線交走式」として
作られた様ですが日本ケーブルのホームページ内の会社沿革では昭和31年に山形県蔵王
に世界で初めての三線自動循環式ロープウェイを建設、と書かれています。



かわの駅側には「運転室」が有りました。当時の部屋にも入れます。



運転室の後ろには大型の機械が残っています。機械室の中で、ギアなどが当時のまま残っていました。



同じく機械室です。○印の付いた所が運転室となっています。



外から「かわの駅」を見た所ですが薮に覆われていて見えません。
このロープウェイの距離は約600mですが駅間に鉄塔は2本しか無くそれぞれが駅を出て
すぐの場所に立っています。こちらは川野駅直ぐにある鉄塔ですが錆なのか全体的に赤色をしています。




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