東北×水戸・連絡線
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栃木県にある小山駅は両毛線・東北本線と水戸線が接続しています。しかし線路形態の関係で
東京方面から水戸線に直接入線することはできません。今では直通する列車はありませんが
かつては急行「つくばね」や貨物列車が東京方面から水戸線に直接乗り入れる事がありました。
その為、スイッチバックをしなくても済むように1950年に東京方から水戸線へ短路線が敷かれましたが
1986年に廃止、2006年に線路が撤去されました。その線路跡を辿ってみたいと思います。
写真は1975年の小山駅上空の写真ですが線路配線がよくわかります。
当時はまだ小山機関区が現役の頃で扇型機関庫も確認できます。
では短路線を東北本線の分岐部分から追っていきたいと思います。
小山駅から間々田方へ約10分歩くと「第二境街道踏切」に来ますがここが分岐地点となります。
踏切に立ち東京方面を写したものです。線路跡が膨らんでいるのがわかります。
180度振り向いた物ですが線路などは既に無いどころか路盤跡にも重機が。
跡地が小山市によって公園として整備される計画があるらしくそれと関係しているのかもしれません。
東北線から少し離れた部分ですが現在は駐車場となっている裏手に線路跡が残ります。
鉄道用地を証明する「工」マークの石も沢山残っています。
恐らく最初の踏切ではなかったのかと思われます(写真右が水戸線)。
線路は単線だと思われますが複線分の用地はありそうです。柵は当時ものの古レール仕様。
アパートと民家の間に残る短路線の廃線跡。当時から住宅密集地の様です。奥が水戸線です。
ここら辺に来ても境界石は綺麗に残っています。
三峰神社横から線路跡を水戸線方を向いて撮影しています。当時の柵がそのまま残っています。
少し歩いて写真の所に出てきました。線路はありませんが「線路跡」とはハッキリ判るかと思います。
線路跡に並ぶ住宅はかなり新しそうでした。水戸線との合流は間も無くというポイントです。
合流部分です。架線柱が残っています。
合流ポイントを橋の上から撮影して見ました。奥に新幹線の橋げたも見えています。
東北線の分岐ポイントから水戸線との合流まで、撮影しながらでも30分程度の距離でした。
今はまだ線路跡と判る雰囲気を残していますが公園などが出来たらそれらは失われてしまうでしょう。
小山機関区跡はJR東日本の社宅になっており現在は何も残っていない様でした。
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