東芝府中工場専用線
武蔵野線「北府中駅」に隣接する東芝府中工場は電気機関車の製造もしており、その関係もあってか
武蔵野線と工場を結ぶ線路が存在します。また試運転をしていた工場外周を廻る線路などもありました。
現在も機関車は製造しているので接続線は現役ですが工場外周の線路は廃止されています。
写真は東芝府中工場を捉えた航空写真です。空から見ると施設内が丸裸になってしまう
のですがこう言うのは企業的には問題ないのでしょうかね。とは余計な心配かも知れませんが
写真右を縦に走っているのが武蔵野線。上が新座方となります。工場へ入って行く引き込み線と
工場をグルリと一周する様な線路が確認出来ます。
駅改札から東芝府中工場へ続く跨線橋より撮影しています。
右のホームが武蔵野線「北府中駅」でまん中は旧下河原線跡ですね。
最左線が東芝府中工場への線路となっています。この路線は廃線ではありません。
ちょっとズームしてみます。昔の地図では3本の線路が工場内に入っている様にも見えますが
2005年の時点では最右の線路は断となってしまっています。しかし新しい航空写真で
確認すると再度接続されている様です。逆に旧下河原線の線路が2本撤去されていました。
そしてココの名物車両と言えばコイツですかね。
この車両見た目は103系電車です。表示窓には「東芝府中」と書かれていて
オリジナルのラッピングも施されています。来る度に配置が変わっている印象です。
この写真は2012年度に撮影したものですが、この頃からコイツが主になった様です。
調べていないので何とも言えませんが以前の車両1両を修繕してこの色になったみたいで
ボロい方は解体されたとの噂もあります。別途荷物車両を入手し繋げているのだそう。
ここからが廃止となっている工場をグルリと一周していた線路の様子です。
上写真は武蔵野線本線から別れたばかりの所に残る線路です。
しかしこの線路も現在は綺麗に撤去されてしまったみたいです。
2005年度は何度かこの線路跡を撮っていますがココに103系が停車していた事が有りました。
振り返ると線路が残っており架線も張られていますがもぅココを車両は通る事が出来ません。
東芝への入口部には踏切が有り線路を撮影する事が出来ました。
既に役目を終えた遮断機が撤去され線路横に倒されていました。写真奥が北府中方面です。
同じく北門の踏切から工場奥部を撮影したものです。途切れてはいますが線路は続いている様です。
しかしこの先は東芝の私有地になってしまう為に一切内部を見る事が出来ません。
外周の壁に沿っている道から内部を見ると架線が見えていました。もう少し先が有りそうです。
しかししばらく歩くと道路は工場との距離を開けてしまい架線が有るかも不明になってしまいます。
最新の航空写真を改めて見てみると工場の左端に線路跡が来た所にかつて構内にあった踏切跡に線路が見えています。
この専用線、古地図上では工場最西部の「本宿小学校角」交差点近くまで線路が続いていた様です。
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