京王電鉄(笹塚〜仙川高架工事) 2017年5月

2017年5月の工事の様子です。4月から特別大きな変化が見られませんでしたので
車内から駅の様子をUpする程度に留めてあります。



芦花公園側から見た千歳烏山駅の全体。
千歳烏山駅の高架化は現在の下りホームの南側に新しく高架2線分を作ってから
現在線の上に上り2線分を作る事になる為に駅そのものが写真の左側に移る形になります。
この時点で下りホームの裏手にはまだ多くの店が残っていますがいづれ立ち退きとなるでしょう。



上北沢駅全体を桜上水駅側から撮影したものです。
現状下り線はストレートになっており並行して道路が存在していますが、この道路部分が
高架になってしまいます。よって道路全体が南側にズレる為に現在家屋になっているところは
全て立ち退きとなってしまいます。高架後は現在の上り線跡地も道路になる予定です。



桜上水駅を下高井戸側から撮影した全体です。この駅は小さいながらに車庫を持っています。
上北沢駅から直線でこの駅へ続くので桜上水駅の南側も大きく食われる事になります。
駅の新宿寄りにある踏切辺りは今後大きく変化していく事になりそうです。また、写真の車庫も
一緒に高架化されるので全体的に上に上がるイメージです。

高架は上北沢同様に下りから行われ、順次上り線・車庫線と言う段取りになっています。
写真の9000系が写っている部分は高架完成後は4番線部になる位置関係で
駅全体が少しばかり南側にズレると言ったイメージでしょうか。



下高井戸駅から桜上水駅方を向いて撮影したもの。8000系新宿行きが丁度くるタイミングです。
下高井戸駅は現在のホームの真上に新しいホームが建設されますがこれは東急電鉄の下高井戸駅が
京王線の南側に隣接している為だと思われます。となると桜上水から下高井戸間で高架は現在線の
真上に被ってくる、という事になる訳ですね。下高井戸駅前の商店街は比較的残るのではないでしょうか。



京王と東急とはかつて大橋車庫への資材運搬として線路が接続されていた過去があります。
京王のデトが東急線内に入っていたのですがそれも線路幅が同じである事に加え地上レベル
に駅があったが為です。写真の様に京王ホームから簡単に東急の車両を見る事が出来たのですが
数年後にはそれも出来なくなってしまう訳です。

下高井戸駅は現在線の真上に新しく線路を敷きますが、次の明大前駅は2面4線となる為に駅の用地
そのものが横に広がります。下高井戸駅を出た線路は現在線の南側に新しい用地を取得し明大前へと
進む訳で物理的に駅構内のカーブは少しだけ緩くなると思われます。



明大前駅から下高井戸方を向いて撮影したもの。奥に少しホーム屋根が見えています。
この駅は現状2面2線ですから駅の敷地は横幅が倍に広がる事になります。下高井戸駅を抜けた
高架線は現在線の下り線南にある道路の上を走る事になります。その為に線路脇の民家は全て撤去され
新しい道路となる訳です。写真の左に写る道路は将来の下り線になり写真の下り線の少し南に新しい
上り線が敷かれて明大前駅繋がる事になっています。この景色も長くはありません。



写真はありませんが代田橋駅も現在の地上ホームと同じ位置に高架ホームを作る計画に
なっていますが現状のままでは工事が不可能なので仮ホームを現在の上りホームを広げる
形で作り一時的に島式ホームにして現在の下り線跡に新下り線の高架を作る様です。
どうやら井の頭通りの位置は高架化後も変わらぬ位置関係の様です。




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