新宿駅の歴史 ・2

日本の首都東京の中心部「新宿」を拠点に西を目指す京王線の新宿駅もかつては地上駅でした。数々の移設を繰り返して来た
新宿駅の歴史は別コーナーに記しているのでココでは割愛しますが昭和20年の東京大空襲により変電所が被災し現在の西口に
ベースとなる京王の新宿駅が出来ました。追分から西口への引っ越しは「陸軍工兵隊」により行われ当時まだ地上駅だった
小田原急行電鉄(現:小田急電鉄)に隣接する形で作られました。

この西口に引っ越しをして来たのを幾に駅名も「新宿」と改めます。またホーム番号も「省線」・「小田原線」と続き番号の
「13・14番線」となりました。この西口にホームが移設された事により省線を跨いでいた線路は廃止されましたがしばらくは
道路にうもれたままの線路が残っていました。この様子は「懐かしの新宿駅付近写真」のページに載せてありますのでをご覧下さい。



移設当時の線路配置図



左は西口地上駅時代の航空写真です。クリックで拡大されます。真ん中はその西口駅舎に出入りしている当時の電車で横断しているのは甲州街道です。
一番右の写真は左の写真とほぼ「同ポジション」による撮影です。つまりルミネビルは京王線の軌道跡に造られたビルディングって事ですね。

この西口地上新宿駅は開設当時は3面2線でしたが地下化寸前の時には4面5線にまで拡大されていました。
そのために開業時に「13・14」番線だったホーム番号も「13・14・15・16」番線になりました。この4線は
乗降ホームでもう一つは貨物専用扱いのホームがあった様です。京王帝都はこの後に地下化される事になります。




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