西武安比奈線
西武安比奈線は新宿線の南大塚駅より入間川に伸びている貨物線の事で1920年代に入間川の砂利輸送を目的に施設された路線です。
後に砂利採取が禁止されてこの線路も使われなくなったのは1960年代後半で、もう40年近く放置されています。
しかし西武はこの路線を廃止とはしていなくあくまで「休止路線」となっている様です。噂では入間川沿いに車両基地を作る
という話しがありもしかしたら近い将来この線路に再び列車が走るなんて事があるかも知れません。
まだ安比奈線が掲載されている地図です。南大塚駅手前より分岐しています。
やって来たのは西武線の「南大塚駅」です。写真は南口でとても綺麗でした。
どうやら最近化粧直しをした様ですね。引込み線は北側から入間川に向かい分岐をしています。
こちらは駅の上からホーム北側を撮影したものです。写真中央に写っている線路
が本線から分岐して入間川へと続く休止線です。写真は新宿方面です。
本線と支線の分岐部分のクローズアップです。
同じく駅の上より安比奈方を映した物です。ホーム中央部分より線路はカーブを描いておりホーム
そのものから離れていますが線路が施設された当時の時代を考えるとホームはかなり短かったと
思います。支線は分岐後に複線になっていた様です。
駅のすぐ近くの道路を横断していた線路は今も残っています。写真を見ると当時は複線で
この踏切りを渡っていたと想像が出来ます。このスペースから砂利採取に関しての施設があったのかも。
線路は駅を出るとカーブを描いていきます。木製の架線柱がいい感じ。電線も残っています。
線路そのものは長期間使用していないだけあって錆びが物凄いです。
鉄道境界線を示すマークはきちんとした形で沿線に残されています。
信号機(?)もボロボロですがそのまま残されていました。木製の架線柱に白く数字が書かれていますが
これは南大塚駅側を「1」として終点まで全ての柱に書かれていました。奥は国道16号です。
関東を1週する大国道の16号を突っ切る形で走る安比奈線。国道上の線路は埋められていました。
その16号と線路の境目です。プッツリ切れています。写真右が南大塚駅。
国道を渡ると線路跡は復活します。ここからは草が凄く線路が見えない所が出てきます。
又、架線も危険を回避する為なのか写真の様な処置を施してありました。
廃線へ戻る・
次のページへ